ハイタッチの意味

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イェーイ!(ハイタッチ)
喜びを分かち合う、ということは素晴らしい。

滑り出した瞬間、いつも以上の雪の良さ、何とも言えない浮遊感、別人のような動きをしている自分に酔いしれ、滑りながら叫んだり、笑ったり、感情を素直に出さずにはいられなくなる。
そんな気持ちいい思いを一人ではなく、一緒にいる人達と共有できることもスキーの好きなところ。

他の人の滑走を見ている瞬間も、見た目からして気持ちよさそうな事はすぐわかる。
そんな時、自分も声を出して一緒にその気持ち良さ、喜びを共有するのも楽しい。

スキーは個人競技だというけれど、こういう時は団体競技に似てる気がする。
斜面へ向かう時も、みんなでフォローし、助け合う。
滑る斜面を決める時も、ライン取りも、互いにフォローし合い決めていく。
滑りだす瞬間も、みんなで声を出し集中を高める。
滑り終えるとみんなで喜びを分かち合う。
そして滑り終えた夜も、みんなでビール片手に語り合う。

こんなスキーの日もいいんじゃないかな。

写真の斜面は木々の間を滑ると、滑り応えのある深さのパウダーだった。
木々を少し離れると、広がった斜面になっていてロングターンで滑っていっても十分楽しめる斜度と距離。

ある日吹雪で視界が悪く、滑れる場所が限られてしまった日、「いいトコあるよ」と中西さんに連れて行ってもらったのが、この斜面の中間あたりに出てこれるルートだった。
この斜面の上から滑走するには、ロープウェイを降りて少しハイクし、裏側を回り込むことになるが、吹雪でホワイトアウトしているとハイクすらできない。
さすが中西氏!旭岳を「竜宮城」と呼ぶほど滑りまくっているだけある。

この時、旭岳で出会ったNZから滑りに来ていた人達も参加していたのだが、何を打ち合わせすることなく、自然に私たちと喜びを分かち合い、「向こうで奥さんが待ってるから、先に行っていいよ」と言ってるのに、最後の一人が滑り終わるまでその斜面から離れることなく滑りを見て声を出し、一緒にその素敵な瞬間を共有していた。

「独り占め」もいいけれど、「分かち合う」もいいよね。

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