「でっかいシュナイダーゲレンデ」ニュージー企画のお話し その②

tc1❶Home Basin

僕のトレブルコーンスキー場のイメージはオフピステが豊富。圧雪コースはあるが日本や欧米のように幅が広く真っ直ぐなコースは少ない。地形に合わせてコースがあるから幅が狭く、クネクネしているコースが多い。

それでもここHome BasinエリアはMain Street と Big Skite というフラットで幅広いコースがある。たぶん選手が滑るために作られたんじゃないかと思えるような斜度変化に富んだ滑り応えのあるコースだ。

例えば身近で言えば八方リーゼンコースの高低差や景色に飛び込んで行くあたりと似ている。僕らが通っていた当時は選手の練習でクローズしていることも多かったけど滑れる時はこのコースをグルグルハムスターのように滑って練習していました。リフト沿いにはEasy Rider という圧雪バーンもある。菅平の太郎ロングをもっと急斜面にしたらそっくりなコースだ。

Sinclair’sというコースには今はもう無いがモーグルコースがありアメリカ選手をはじめたくさんの選手がトレーニングしていました。リフトが6人乗りの高速リフトで回転が良くとにかく朝から終わりまでグルグル滑るのには最高な環境だと思いました。

当時整地の滑りが上手くなりたかった自分は圧雪されているコースが選手貸切だったりしてなかなか滑る機会がなかった。その代りにオーストリアやアメリカチームの有名選手がゴロゴロ滑っていて、メチャメチャ速いのに安定して美しく滑る迫力のある姿に感動しました。

今までに見たことのない滑りでした。滑りを目に焼き付けて、コースが一般開放された時に同じコースを真似して滑ってやろうとしました。と・こ・ろ・が!斜面はカチカチのアイスバーンで暴走してさようなら~。当たり前か~。基礎技術の大切さ・道具の手入れの大切さを教えてくれる良い機会でしたね。

そんなわけで整地が滑れないなら不整地へ。段々不整地を滑る機会が増え、不整地の中にもイイ斜面・イイ雪質に出会うことに気づかされました。

Camel,Big Skite脇,Sinclair’sあたりを何度も滑り斜面のうねりをカラダで感じて覚える。菅平で例えるとしたらシュナイダーのうねりをカラダで覚える。自然とターンしやすいコースのライン取りがわかったりします。

Home Basinはトレブルコーンの他エリアよりうねりが細かく、特に下に行けば激しくて雪質もねっとりしてくる。おかげで今の自分のスキーにつながっています。

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❷❸Saddle Basin

トレブルコーンと言えばSaddle Basinと言ってもいいくらい大きなオフピステ。日本で例えるとすればたぶんない。立山の雄山の下にもしリフトをドーンっと1本付けたとしたらそっくりかもしれない。

沢のうねりもあるが幅広いフラットな斜面もある。右側のSide SaddleからPaybackまで尾根と沢が扇状に広がり何度滑っても楽しめるコースだ。両サイドの尾根Raffills RunとSouth Ridge、真ん中のSaddle Backは圧雪が入るから目の前のオフピステの景色を気軽にクルージングしながら楽しめる。

雪質は❶Home Basin よりもドライで良い時が多い。日本の雪とは違ってキューっと詰まった積もり方の感触が多かった。結晶や雪の層の観察はしたことがなかったから今度観てみたいとも思います。

1日で滑れる本数は限られますがここは良く滑りました。沢の中は雪が溜まっていて滑りやすかったり、尾根でターンコントロールしたり。左右均等にターンするだけでなくって、斜面全体でバランスをとることで面白く滑れることを知りました。なかなか菅平ではこのシチュエーションがありませんが、月山が似ています。コブも似ていますね。あまり入りませんがパークもそうですね。
尾根から沢へ滑り込んだり、沢から尾根へジャンプアップしたり。とにかく広いから遊園地のアトラクションように誰でもいろんなことを体験して楽しめるエリアだと思います。

 

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❹Powder Bowl、Gun Barrel

Home Basinエリアの一部。6人乗りリフトからSaddle TrackでSaddle Basinに横移動する途中にある。滑り降りるとEasy Riderに合流する。
Powder Bowlは名前の通り雪が溜まりやすくパウダーなことが多い。一見広くてうねりが少ない印象だ。ただ目で見える以上に斜面変化があるようで途中スピードが出たり、バランスを崩したりする。たぶん積もった雪の下には大きな岩や尾根があるのだろう。Saddle Basinからの帰り道で良く滑ったコースでした。上手く滑れる時もあればそうでない時もあったり。

菅平のパインビーク大松のチャレンジコースを大きくした感じに似ている。あまり日陰にはならないから安定した雪質だったような感じです。6人乗りリフトからも一番デッカく広がって見えるオフピステなだけに乗車中眺めているとついつい行きたくなっちゃう雰囲気のある斜面です。

Powder Bowlの隣りにある沢がGun Barrel。Saddleの上から1本長い沢コースだ。しばらく雪が降らなかったり、周りのオフピステの雪が難しい時でもここは滑りやすいことが多い。そう地元の人に教えてもらった。「今日のガンバロは良かったぞ!」「お前、ガンバロ行ったか?いいぞ!」って。

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❺Matukituki Basin

Matukituki Basinは日当たりが良く雪が少ない。だからここが良い感じに雪がある時はどこも最高のコンディションのパウダーDAYになる。

あまり人が来ないので独り占めできる斜面でもあるかな。そして滑るばかりでなく景色を眺めることができる。ワナカ湖の源流Matukituki川がMt.Aspiringの方角から流れてくるのが見える。スキー場は賑やかでもここは嘘のように静かな場所。腰を下ろしてボーっとしたくなる景色が目の前に広がる。